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民泊・簡易宿所向け会計ソフト比較|科目設定とOTA入金処理で選ぶ

2026.07.24

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民泊・簡易宿所向け会計ソフト比較|科目設定とOTA入金処理で選ぶ

民泊・簡易宿所の会計処理で「どのソフトが合うか分からない」という声は多く聞かれます。結論から言うと、OTAの入金明細を自動で取り込めるか・民泊固有の勘定科目をスムーズに設定できるかが選定の核心です。本記事では、freee・マネーフォワードME(クラウド)・弥生会計の3つを、民泊オーナーの実務目線で比較します。

民泊会計が一般事業と異なる3つのポイント

会計ソフトを選ぶ前に、民泊特有の処理を整理しておきましょう。

  • OTA手数料が控除済みで入金される:AirbnbやBooking.comは宿泊料金からサービス手数料を差し引いた「純額」が振り込まれます。売上と手数料を総額で計上するか純額で計上するかで、仕訳が変わります。
  • 清掃費・リネン費が変動する:チェックアウトごとに発生するため、件数が増えると仕訳が煩雑になりがちです。
  • 住宅宿泊事業法(民泊新法)の営業日数管理:年間180日の制限に対応した収支把握が必要になります。

3ソフトの基本スペック早見表

項目

freee会計

マネーフォワード クラウド会計

弥生会計 オンライン

月額料金目安(個人)

1,500〜2,400円程度

1,300〜2,600円程度

初年度無料〜1,000円程度

銀行・カード自動連携

勘定科目のカスタマイズ

スマホアプリの使いやすさ

税理士連携のしやすさ

◎(士業利用率が高い)

※料金は執筆時点の公開情報を参考にした目安です。最新情報は各社公式サイトをご確認ください。

OTA入金処理の実務比較

freee会計

銀行口座やクレジットカードとの自動連携が強みです。Airbnbの入金をfreeeに取り込むと「振込入金」として認識されますが、手数料控除前の売上と手数料を分けて計上する「総額処理」を行う場合は、明細ごとに手動で修正する必要があります。ただし、仕訳のテンプレート機能(「自動で経理」ルール)を一度設定すれば、次回以降は自動提案されるため手間は大幅に減ります。勘定科目に「宿泊売上」「OTA手数料」を追加登録しておくことをおすすめします。

マネーフォワード クラウド会計

勘定科目のカスタマイズ自由度が高く、「宿泊業」に近い科目体系を自分で組みやすいのが利点です。連携金融機関数が多いため、複数の銀行口座でOTA収入を分けて管理している場合にも対応しやすいです。OTA手数料の自動仕訳ルールも設定できますが、Airbnbのペイアウトレポート(CSV)をインポートする場合は、列のマッピング設定が必要で、初期設定にやや時間がかかります。

弥生会計 オンライン

初年度無料(条件あり)で始めやすく、税理士との連携実績が豊富です。ただし自動仕訳のAI精度や金融機関連携の広さはfreee・マネーフォワードに比べると一歩及ばない印象があります。OTA入金処理は手動入力が中心になりやすいため、物件数が少なく取引件数が月に数十件程度に収まる方や、税理士に記帳を依頼する方に向いています。

清掃費・リネン費の管理をどう効率化するか

清掃は1件ごとに外注費(または清掃費)として計上します。清掃業者への支払いが月まとめ請求の場合は処理が楽ですが、チェックアウトごとに現金払いしている場合はレシートをスマホで撮影して随時登録する運用が現実的です。

この点ではfreeeのスマホアプリが最も操作しやすく、外出先からのレシート撮影→仕訳登録がスムーズです。清掃費の把握は収支管理の精度に直結するため、清掃費シミュレーターで単価と頻度を事前に試算しておくことも役立ちます。

結局どれを選べばよいか

  • 自分で記帳・申告まで完結させたい方:freee。UIが直感的でOTA入金の自動処理ルール設定が最もスムーズです。
  • 複数物件・複数OTAで科目を細かく管理したい方:マネーフォワード クラウド会計。カスタマイズ性と連携数が強みです。
  • 税理士に丸投げしたい・コストを抑えたい方:弥生会計 オンライン。初期コストが低く、税理士との協働に強みがあります。

収支の全体像を把握したい段階では、民泊収支シミュレーターで会計処理前の大まかな数字を確認しておくと、ソフト選定後の科目設計にも役立ちます。

まとめ

民泊・簡易宿所の会計ソフト選びは、「OTA入金の自動処理ルールを設定できるか」「清掃費などの変動費をスマホから手軽に登録できるか」の2点を軸に判断すると失敗が少なくなります。どのソフトも無料トライアル期間が設けられているため、実際のOTA明細を使ってテスト入力し、使い勝手を確かめてから本契約することをおすすめします。なお、消費税の課税判定や勘定科目の正確な処理については、税理士や所管の税務署に確認するようにしてください。

※本記事は一般的な情報の整理であり、法令・条例の要件や市場の状況は地域・時期・物件により異なります。実際の開業・運営にあたっては、必ず管轄の自治体・保健所・消防署および専門家にご確認ください。

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監修・執筆

民泊開業ラボ 編集部

民泊開業ラボ 編集部

民泊・小規模ホテルの開業と運営の実務情報をお届けします。

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